高校生スペシャル授業ー現代文読解講座ーをしました。
みなさんこんにちは、てらこです。
現代文の授業をしていると、生徒からこんなことを言われます。
「先生、なんでそんなに要約できるん?」
5000字くらいある文章でも、100字でも、128字でも、76字でも、言われた字数に合わせて要約を作ることができます。
さて、なんでこんなことができるのでしょうか。
私は文章を情報だと思っていません。
「えっ?」ってなりますよね。
大丈夫です。このあともっと「えっ??」ってなりますw
普通の塾なら、「接続詞に注意して読みましょう」となりますよね。私もそう授業します。けれどもね、それがすべてではないのです。
文章とは、筆者の実存が時間の中で運動した軌跡である。
読むとは、その軌跡を逆向きにたどり、文章が立ち上がった呼吸を受け取る営みである。
これが私の思いであり、問題を解くときの態度、かっこよく言えば哲学です。難しく聞こえるかもしれません。でも、やっていることは案外シンプルです。
要するに、「この人は何を伝えたくて、この文章を書いたんだろう」と考えながら読む、ということです。
自分とは違う筆者が、思いを尽くして文章を書いている。その文章が生まれるまでには、その人なりの問いがあり、迷いがあり、考えた時間がある。
読むとは、それを巻き戻していくことです。筆者がどんな思いでこの文章を書いたのか。彼の疑問は何か。言いたいことは何か。そこを掬い取っていく。
これでも難しいですね。
だから私も、「『しかし』がきたら大事だよ」とかって授業します。それでも生徒たちは、最初のうちは「???」ってなりますけど。けれども、きちんと勉強を続けていると、だんだんとわかってくるのです。そのとき、生徒たちはいい顔をしています。
前回の無料講座では、頭から湯気を出している子、悔しくて泣いている子がいました。
それでいい。
彼ら彼女らはいずれ、大きな力を得ます。そうして無事、大学に受かっていってくれるでしょう。そしてそのときには、「受験テクニック」などという安物ではない国語力を身につけてくれている。そう信じて、私は文章と生徒たちの呼吸に耳を澄ましながら、授業をしています。
【てらすのひとこま】
プレ夏期講習と言える無料公開講座。たった5行7行程度の問題でも難しい。そんな問題に真剣に取り組んでいるてらこっこ。泣いている男の子にてらすが寄り添っています。てらすは何を言っているのかな。てらすの光に照らされた彼の涙が、とても静かに輝いています。
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