特集│質問できないのは内気だから?② 安心が質問を生む
新しい塾に入る。知らない先生がいる。知らない生徒がいる。教室のルールもわからない。どこに座ればいいのかも、どのタイミングで質問すればいいのかもよくわからない。初めましてというのは、けっこう怖いものです。
そしてね。ここが大切なのですが、初めましてが怖いのは、子どもだけではありません。大人だって同じです。知らない場所に入って、知らない人に声をかけるのって、ちょっと勇気がいりますよね。だったらなおさら、大人の側から声をかけてあげなきゃいけない。怖い壁を前にして、
「質問があるなら自分から来なさい」
と、生徒一人に壁を乗り越えさせるのではなく、大人の側から、その壁を越えていく。
「大丈夫?」
「ここ、いける?」
「おっ、ノート上手に書けてるやん」
「え、これ解けたん? まぢで? すごいやん!」
そんな何気ないやり取りの積み重ねがあって、初めて、
「この先生なら聞いても大丈夫かも」
と思えるようになる。そして、その「大丈夫かも」が、「先生、これわからへん」につながっていくんだと思います。だから、てらこでは「質問できる子にする」ことだけを考えているわけではありません。その前に、
「安心して質問できる関係をつくること」
を大切にしています。
質問を待つこともします。自分で質問できるって、それだけですごいことだから。けれども、わからないと言えない子がいるなら、わからないと言うまで待つだけではなく、
「あれ、ここちょっと困ってる?」
「ここ、いける?」
と、こちらから気づいていく。もちろん、質問だけではありません。
「おー、順調やん」
「お、できるようになってるやん!」
できたこと、できるようになったことにも声をかけていく。そういう積み重ねの中で、少しずつ安心が生まれていきます。
てらこが「ただいま」ができる塾でありたいと思っているのも、そのためです。安心して帰ってこられる。自分のことを知っている先生がいる。できたことにも、困っていることにも気づいてもらえる。そんな場所だからこそ、「わからない」と言える。質問するという行為は、知識だけの問題ではありません。
「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」
「こんなんもわからへんの?って思われないかな」
「先生忙しそうやしな」
そんな小さな不安を越えて、初めてできることでもあります。だからこそ、質問のしやすさを考えるなら、
「安心できる塾かどうか」
ということも、一緒に見てほしいと思います。
【てらすのひとこま】
質問って恥ずかしいことじゃないんだ。笑顔の種なんだ。その種が花開いた時、みんな笑って「そっかー」って。安心できるっていいな。
【てらすの思い出🌱】
質問って難しい
👉特集│質問できないのは内気だから?① 質問しやすさを決めるもの
やっぱり体験なんです
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