特集│個別指導と集団指導を組み合わせる理由――学びの相乗効果
みなさんこんにちは、てらこです。
前回は「個別指導と集団指導、どっちがいい?」というお話をしました。どちらにもメリットとデメリットがあるわけですが、では両方を組み合わせたらどうでしょう。てらこでは、個別指導と集団指導の両方を取り入れています。今回は「なぜ両方なのか」というお話です。
🌱 「欠点を補う」だけでは、もったいない
個別指導は、一人ひとりの理解に合わせられます。一方、集団指導では、みんなで考えることで教室に熱量が生まれます。だから「集団では進度を補い、個別では理解不足を補う」という組み合わせ方は考えられます。もちろん、それも大切です。ただ、てらこが狙っているのは、その先です。集団授業の良さが個別指導を後押しし、個別指導の良さが次の集団授業を活性化する。 単なる足し算ではなく、相乗効果を生み出したいんですね。シナジーっていったら恰好いいかな。
🌱 集団で生まれた「やってみよう」を、個別で「やってみる」へ
集団授業では、誰かが問題を解く姿が見えます。自分とは違う考え方に出会います。誰かの「わかった!」につられて、自分も解いてみたくなることがあります。「あいつができたなら、自分にもできるかもしれない」。そんな気持ちは、教室の中で生まれる小さな、けれども集団だからこそ得られるかけがえのないエネルギーです。その熱量を持ったまま個別指導に入ると、勉強の仕方が変わることがあります。先生が「次はこれをやろう」と言うのを待つのではなく、自分でテキストを開く。まず自分で問題を解いてみる。わからないところが出てきたら、そこで先生に質問する。
もちろん、集団授業を受けたら全員が急にそうなるわけではありません。ただ、学びたいという気持ちが動くことで、個別指導の時間が「教えてもらう時間」だけではなく、「自分で取り組む時間」に変わっていく可能性があるんです。
🌱 個別で育った自信を、また集団へ
その逆もあります。個別指導で、前はできなかった問題が解けるようになる。先生に質問して、自分の苦手が一つ解消する。その経験があると、次の集団授業で「今日は自分も答えてみようかな」と思えるかもしれません。そこで一度発言できたり、問題を解けたりすると、また別の子が刺激を受ける。集団で生まれた意欲が個別に届き、個別で積み重ねた自信が集団に戻ってくる。
てらこでは、こうした循環が少しずつ生まれつつあると感じています。集団と個別を同時に置いているだけではなく、二つの学びが行き来しているんですね。
🌱 ただ競わせればよいわけではありません
ここで大切なのは、集団の熱量を「競争させること」と取り違えないことです。例えば、ほかの子が答えられたときに「自分はだめだ」と思ってしまう生徒さんもいます。正解した友達を見て意欲が湧くこともあれば、気持ちが小さくなることもある。子どもたちの反応は一人ひとり違うからです。だからこそ、てらこがまず大切にしているのは、間違えても大丈夫、わからなければ聞いてもいいと思える教室であること。安心していられる場所であって初めて、仲間の存在が励みになる場面も増えるのではないでしょうか。
熱量だけでも足りない。丁寧な個別指導だけでも足りない。それらを支える教室の空気も必要なんだと思います。
🌱 組み合わせ方より、子どもの変化を見たい
個別指導と集団指導を併用すること自体が目的ではありません。大切なのは、その組み合わせによって子どもの学び方がどう変わっていくのかということです。てらこでは、子どもたちが自分でテキストを開き、前回の続きを始め、わからないことを自分から質問する姿が日常になりつつあります。これが集団授業だけの成果だとは考えていませんが、集団と個別の相互作用も、その変化を支える一つの要素なのではないかと思っています。
「個別がいいか、集団がいいか」という問いから、少し先へ。どんな学び方がその子の力を引き出すのか。てらこはそこを考えていきたいんです。
第3回では、その循環が教室の中でどんな姿になって現れているのか、もう少し具体的にお話しします。
【てらすのひとこま】
集団指導でこころに小さな火種が生まれる。てらすはそんな姿が大好き。そうしてその火種を大事に個別指導でチャレンジする。てらすはそのチャレンジを応援しています。
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